20.ZBrushでキャラクターを加工する方法について

(1) ZBrushでGenesis 3 Femaleの顔のモーフを作る方法

 

(2) ZBrush でiCloneキャラクターを加工する方法

 

Character Creator(CC)からキャラクターをiCloneに送り、3DXchangeから出力する時は、fbx形式ではなくobj形式で行います。ZBrushへは「ツール」として読み込んで加工し、obj形式で出力。
それを3DXchangeのReplace Meshから読み込んでキャラクターに適用します。ここでiCloneキャラクターの服や髪の毛、靴などを装着してiCloneに送れば、すぐにiCloneキャラクターとして使えるわけですね。眼球の位置をCCで調整したり、加工した形状をモーフとして登録することによって他のキャラクターに適用することもできます。

obj形式のキャラクターにボーンを入れてウエイトマップを塗ってという面倒な手間をかけなくても簡単にiCloneキャラクターに変身させられるので、この方法は大変便利です。iCloneに移植したDAZキャラクターでも同様に加工できるので、やはり便利ですね。

下の動画もZBrushでモーフやキャラクターを加工する方法です。

動画では、眼球をZBrushから3DXchangeを介してCCに戻してから、大きさや位置を合わせています。

DAZ StudioからZBrushにexportした場合は、体と眼球、口腔は別々にツールとして取り込まれるので別々に加工することができますが、iCloneから3DXchangeを介してZBrushにexportした場合は、全部が合体した状態でツールとして取り込まれるので注意が必要です。

下の動画のように、CCに戻してから眼球などの大きさや位置を合わせるとか、もう一度眼球などをZBrushにexportして、大きさや位置を合わせたものを戻さないといけません。

 

(3) DAZキャラクターをZBrushで加工してiClone 7へ移植する 方法

 

iCloneキャラクターではなく、iCloneに移植する前の、DAZキャラクターの段階で、キャラクターをZBrushで加工する方法です。詳しいことは動画の中で説明しています。

この方法では、眼球をマスクしていなかったために、目の周りの加工と共に眼球も歪んでいました。

それで、眼球を変形させることなく、顔だけをZBrushで加工する方法を書いておくことにしました。
上の動画の1:43から変更します。
1. ドローサイズを20位にして、キーボードの左下にあるShiftキーとCotrlキーを同時に押しながら、額の部分をマウスで右クリックする → 顔だけが表示される
これで加工してもいいですが、眼球が見えるけれどもマスクされて動かせないようにして加工する方がやりやすいので、以下のプロセスに進みます
2. フレームをクリックする → 顔の部分だけが拡大表示される(図1)
3. Cotrlキーを押しながら顔全体にブラシでマスクをかける(図2)
4. ShiftキーとCotrlキーを同時に押しながら、(非表示になっていて見えないけれども)首があると思われる部分をマウスで右クリックする→ 顔だけにマスクがかかった全体が表示される(図3)
5. マスキング/マスク反転で顔以外にマスクがかかった状態にする
 これで顔だけを加工できる(図4)
6. 顔だけ加工(図5)。眼球や口内はマスクされているので動かない
7. 上のテクスチャに読み込んだG3Fの顔の画像を右のテクスチャマップで「テクスチャ有効」にするとテクスチャを表示できる
8. ポリフレームをクリックすると線が消えて見やすくなる(図6)
9. 睫毛や眉毛が別ポリゴンになっている場合は、顔と同様にしてその部分だけを加工できる
10. ただ、眼球はレイヤーになっていて動かしにくいので、DAZ Studioの中で大きさや位置合わせをした方がいいので、触らない
11. コントロールキーを押しながら、何もないところを引っ張ってマスクを解除して全体表示しておく。
12. Go ZでDAZ Studioへ戻る。

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